4月の話(2)
4月からは無事に入社することができ、研修を行っておりました。
研修は大きく分けて3つのフェーズに分けられています。
フェーズ1(4/01 – 4/08): ビジネス研修
フェーズ2(4/11 – 4/28): 技術研修1
フェーズ3(4/28 – 5/31): 技術研修2
どれも研修とは名ばかりで、全く受け身ではないです。
それぞれどんなことがあったのか綴っていこうと思います。
・ビジネス研修
普通に考えて、マナー研修とか事務的なことだと思うじゃない。
題目は「子会社を作ろう」
普通にパワフルなお題。
評価基準は明日にも起業できるとか、自社の強みを活かせているかとかとか。
自分のチームはエンジニア(自分)、デザイナー、ビジネス、ビジネス、ビジネスの5人構成。
発表は2回で、中間発表ではなく異なる事業案を発表することになります。
事業ドメインとしては、ゲーム・メディア・広告の3種類から選択。
僕らはまずはじめに、スマートフォンゲームにおけるSteamのようなプラットフォームを作ることを企画
社員に温度感を聞きに行って速攻でボツ。
Appleの規約的に無理とかなんとか。
めげずにお次は、ゲームのリビルド授業というものを提案。
リビルド事業は運営が困難になったゲームなんかを協業か買収をすることで、
引き続き運営を行う事業のこと、競合他社がほぼいないです。
1回めの発表はこれで。好評はあまりよろしくなく。
2回めは事業ドメインをメディアに移して、
地下アイドルとの1 on 1動画メディアを提案。
(その時のホワイトボード、画像がなにもないとつまらないと思うので。、)
自分は秋葉原に住んでおりまして、電気街にはしょっちゅう行くので、
無名のバイトメイドさんとか、JKコスの人とかに群がっているファンは多く見かけます。
メンバーの一人も地下アイドルに興味があって、短時間でも1 on 1で会話できるならお金は出せる、とのことでした。
需要はそこそこありそう。
加えて、自社でやる強みとしても芸能人ブログの交渉などをやるアライアンス本部があるため良いかと。
競合はDMMやFC2などなど、そことの差別化、ビジネスモデルを設計して2回めの発表。
これもまた結果はまずまず。、
ぱっとしない結果になりましたが、ほぼ経験のないビジネス系の知識も増えたので
なにかと楽しいビジネス研修となりました。
・技術研修1
お題はスーパーシンプル「Twitterを作ろう」
ツイッターの仕組みなんて、LAMP環境で出来そうと思ってしまうほど単純そうですよね。
このお題の肝となるところは40万人フォロワーをどう捌くか、とタイムラインをどう形成するか。
ユーザーが大規模になってきたらツイートを格納するテーブル同士のJOINなんかは現実時間で帰ってきません。
自分たちのチームのインフラ構成です。
運の良いことに自分たちのチームにはインフラが得意な方がいたのでなかなかおもしろい仕様にしてくれました。
kinesisやAerospikeといったフロント側の人はなかなか触らないモノを扱えたのでとてもためになりました。
実装に時間を大きく取れて、時間設定も自由だったのでマイペースに作業できました。
チームのみんなでコールド・ストーンに行ったりしました。
生クリーム増しは200円くらいです。
・技術研修2
これはGW開けてからが本番になります。
お題は「Googleを作ろう」
Googleなんで幅広いですけど、基本的には検索エンジンを作ることがメインです。
ここに来てやっと技術まみれの研修ではなくて、数学やアルゴリズムを使える場面が来ました。
しかしまぁ、近年は便利なツールが多いもので、。。
既存のツールを組み合わせるだけで、実現できてしまいそうな節もありそうです。
折角の機会なので扱ったことのない数理モデルの勉強だったり実装を経験してみたいものです。
評価基準はGoogleの検索順位を正解とした適合率。
Google検索を叩きまくってリバースエンジニアリングしてはどうかとも思ったけど、
それは最終手段にしようと思う。
今のチームの構成では、Elastic Searchを主に使う予定。
どの班も基本的にはこれを使うようで、差が出にくそうだなとも思う。
おわりに。
入社祝いにお友達からルータを頂きました。
劣悪となったPC環境とは裏腹に、インターネット環境はとても快適になりました。
具体的には、iMacをルータにしていたことでネットワークが別れてしまっていたWi-FiとPS3。
これを同じネットワークに入れれるので、nasneも扱える。
あとたまにプチプチ切れることがなくなった。とてもありがたい。
ここのところ普通の日記続きなので、そろそろ技術的な内容を盛り込みたいと思います。